
トラコム社員がお届け!
給食事業(フードコントラクト)で、事業を支えるのに必要な「調理補助スタッフ」の採用は必要不可欠だと思います。私が普段工夫している、調理補助スタッフの原稿作成時の、簡単なテクニックをご紹介します。
給食事業(フードコントラクト)で事業を支えるのに必要な「調理補助スタッフ」の採用は必要不可欠だと思います。現場によっては公共交通機関が動く時間前から開始の必要があったりと、採用に長期的に困っているというご相談も頂きます。
以前は、普段の家事を活かして働ける主婦(夫)さんのパート先として人気でしたが、幅広い年齢層に調理補助職を選んでもらう為にはどうしたら良いかをご紹介させて頂きます。一番大事なポイントは、採用条件の整理です。採用したい勤務地では、どのようなスキル・経験が必要でしょうか。私はご相談を頂いた場合、まず以下のよう分類して考えています。下に行くほど、調理や料理とは縁遠い方です。
▼調理師資格所持者
▼レストラン・飲食店で調理経験またはキッチンスタッフとして経験がある方
▼日常的に料理をする方・料理が好きな方
★料理の習慣がない方でも採用できる
現場によっては必ず有資格者でないと採用できない場合もあると思いますし、仕事を覚えてもらうためにスキル・経験値が高い方が良いという方もいらっしゃると思います。今回はそのような専門知識は必要なく、「一般的な調理補助スタッフ」の原稿表記工夫をご紹介します。 上記の「★料理の習慣がない方でも採用できる」が該当する場合です。
料理の習慣がない方でも採用できる場合、ターゲットにできるのは「調理補助職」が現段階で応募の選択肢にない求職者です。理由はとても簡単です。調理補助を探している方や経験者より、それ以外の方を狙った方が明らかに母数が広がるからです。その為に一番簡単な方法は、原稿の目立つ個所には「調理補助」というワードを出さない事です。
それじゃ何の職種を募集するのかわからないじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、「調理補助」という言葉が誤解を招いてしまい貴社の求人を見てもらえていない可能性があるのです。
実は【調理らしい調理はほぼ行わない】と言う事はないでしょうか。私も勘違いをしていましたが、実際の仕事内容を具体的にヒアリングすると「野菜を洗う」「料理を盛り付ける」「麺をゆでる」「調理器具を洗浄する」等のケースが多く、これは普段料理をしない人でも出来る仕事だと言う事が分かりました。よって求人原稿の目立つ個所に「調理」という単語が入っていると、パワーワードになってしまい、料理を日常的にしない方や経験のない方は貴社の原稿をスルーされている可能性があるのです。
私のお勧めは、調理補助の代わりに「料理の盛り付けや食器洗浄等」という文言を、目立つ箇所に表記することです。レストランや飲食店のキッチン職のように「調理」をメインとする仕事より難易度ははるかに低く、「私にもできるかも!」と求職者に思ってもらい、まずは応募検討してもらうことが重要なポイントです。私は他にも「包丁や火は使いません」とも書くことがあります。
でも調理補助と書かないと、WEBで「調理補助」とキーワード検索した時に、ヒットしないじゃないかと思う方もいらっしゃると思います。
しかしターゲットは日頃から料理をしない人なので、調理補助で検索する確率はかなり低いと思いますので心配いりません。未経験者の「調理補助」という職種名の認知度は低いため、経験者を採用する場合に使用する事をお勧めします。またどうしても調理補助と表記したい場合は、以下のような表記を行ってください。
◆紙媒体⇒仕事内容に表記して、キャッチコピーなどのフォントが大きい・太い・目立つ個所は避ける
◆ネット媒体⇒求人詳細ページに落とし込み、検索結果の一覧画面には出さない
たくさんの求人から、できそうな仕事内容を目立たせる事で応募検討まで繋げる事ができると思います。その上で、もう少し応募確率をUPさせる原稿工夫をご紹介します。
原稿の工夫ポイントはまだまだありますのでご紹介します。実は自分に合った仕事・できる仕事であれば、しっかり働きたい方は潜在していますので、もしできそうなポイントがあれば是非ご検討ください。
・昼や夕方で勤務が終わる場合、フリーター向けにアピールができます
・シニアでも採用可能な場合はWワークではなく「かけもち」に言い換えます
・どちらも少ない方が応募が獲得しやすく、早期離脱の防止にもお勧めです
・経験者には業務量が分かりやすくなります
・(例) ×:東京都港区 ○:東京都港区赤坂
具体的な通勤イメージが湧きやすくなります
・実は接客業を避けたい方やお金を扱いたくないという方も多いです
・コロナ禍において非接客業が人気です
・衛生面は食品を扱うこともあり極めて良いと考えてもらえます。
以上です。 また初めてのお仕事で不安に思うこともあると思うので、可能であれば 「週5日働ける方」と出勤日数多めのシフト打ち出すのではなく 「まずは週3日~スタートし、慣れてきたらシフト増やせます」等の考慮が響くと思います。
実は全く普段料理しない方でもできる調理補助。私のように複雑な調理があり、料理が得意でないとハードルが高いと思っている求職者もたくさんいらっしゃると思います。まずは求職者の誤解を解くことから始めてみてはいかがでしょう。ほんの少し表現方法を工夫するだけです!
この記事を書いた人
S.YAJIMA
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2010年に中途入社し、千葉支社・成田エリアサービスを経て、総合企画チームに異動(ステイセールスに転向)
2017年1月より新橋オフィスにて勤務。超大手領域を担当
2017年度優秀営業賞獲得。内勤営業の立場を確立
2018年度TracomWay佳作
2019年本社へ異動。営業に転身(アカウントリーダー)
2020年リーダーに昇格。メンバーを持ちながら、引き続き超大手領域を担当中
2021年TracomWayAdvance佳作
2023年千葉支社に異動
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