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今年4月に新卒を迎え入れた企業の多くが直面しているであろう”リモートワーク時の新卒育成”。トラコムで実践している内容を元に、「研修内容」「目標設定」「どうやって実践させるか」をご紹介したいと思います。
これは在宅ワークに関係なくですが、新卒が入るまでにやっておいていただきたいことは、「新卒になってほしい姿」をしっかり具体化しておくことです。例えば、
■半年後…社会人としての自立
→礼儀、マナー、一般常識が身についている
■1年後…営業としての自立
→探客、商談、受注、フォローまでを、上司に相談しながら1人でできる。
■3年後…
・生産性〇円→一人で営業戦略を組み立てられる
・後輩育成ができる→1年目の新人育成ができる
大切なのは、目指す姿に対してしっかりと評価基準があること。誰が見ても「達成できている」「できていない」がわかる指標であることです。そして、育成に関わるメンバーと「なってほしい姿」を共有したうえで、新人育成に臨みましょう。
コロナ禍で、新卒が入社する4月には在宅ワークをしていた企業も少なくないでしょう。出社できるまでは、新卒は休業という企業があるようですね。本来4月は社会人としての基礎を学ぶ大切な時期。学生から社会人へ成長するためにも、導入研修はとても大切です。そこで、弊社で取り組んだ基礎研修をご紹介します。
◆ビジネスマナー研修
→名刺交換、電話応対(出社時に改めて練習)、ビジネスメール
◆ホウレンソウワーク
→報告・連絡・相談の必要性。どのような状況でそれが必要か。
研修用資料を準備し、Zoomで繋いでの研修を実施しました。電話応対練習は、先輩がお客様役で実際に電話をかけて練習。言葉遣いもチェックします。
メールは、研修内容の報告メールを所属部署の上司に送付し、問題点があればフィードバックをします。
対面研修よりは、知識の習熟度等図りづらい点はあるため、繰り返し伝え、装着させることが重要です。特に在宅が続くと、出社していない分社会人としての自覚が付きづらいもの。意図的に多くの先輩社員とZoomで関わる機会を増やし、つど気になることがあればフィードバックをもらいます。
入社して3ヶ月目。在宅でみっちり研修した新卒たちの営業活動が始まります。長い座学研修に辟易としていた子もいたようで、営業として仕事ができることにワクワクと不安が混ざっている様子でした。弊社の場合、まずは新規顧客の開拓が新卒のミッションとなります。
いつまでに何社の新規顧客を獲得するというKGI(重要目標達成指標)と、KGIを達成するためのKPI(重要業績評価指標)の設定。そしてそれを実践するわけですが、正直カンタンにできることではありません。今年は在宅のため、例年以上に難しさを感じました。
・近くで営業活動を見れない
・例年より商談機会が少なく、経験を積むのに時間がかかる
・状況が違うため、先輩達の1年目の経験則で指導ができない
結果、KPI・KGIともに例年より少しハードルを落とし、KPIを達成することによる「達成感=成長実感」を感じられることに重きを置きました。
多くの育成担当の方が「新卒が設定したKPI目標をやりきれない」ということに悩んでいるかと思います。 決めた指標をやり切れない要因は色々と考えられますが、まずはスケジュール設定と進捗管理が大切です。
設定したKPI・KGIをやり切るために、前日までに翌日の予定を【新卒自身で決める】ことが重要です。
・今日のゴール(電話何件、キーマンとの接触何件、アポイント獲得何件、等) ・どの時間帯に
・何件
・どこに
・どんなトークで
最初のうちは、育成担当者と相談しながら決めましょう。スケジューリング能力がついてくれば、1人で考えたものをチェックする流れが良いと思います。
そして在宅時で重要なのは、育成担当が「最低でも1日3回、新卒との接点を持つこと」です。イメージとしては、朝の始業時、昼休憩前、夜の終業時。昼15時ごろにもあってもいいと思います。 その際に、行動進捗の報告と、計画通りに行っていないのであれば予定の見直しを立てる必要があります。
弊社では、始業時はチーム全体でのZoomで1日のスケジュールを共有し、昼は進捗報告、終礼時には1日の振り返りを実施しています。当日の課題は翌日に改善できるようにアドバイスし、それを踏まえたスケジュール設定。時にはZoomを繋ぎながら新卒と一緒に電話をして、どんなトークをしているのか確認することも効果的です。「1日3回の接点」は、仕事の話以外に雑談も交えてコミュニケーションを図ることも重要です。在宅による先輩との距離を埋められるよう、コミュニケーションは意識的に多くとりましょう。
弊社の取り組みを交えながら、在宅ワークでの新卒育成についてお話ししました。在宅ワークは弊社も今年取り組み始めたばかりで、まだまだ模索中ではあります。ただ、せっかく当社を選んで入ってきてくれた新卒達のために、「コロナのせい」ではなく、「コロナだったからこそ」新卒と一緒に会社としても成長していければと思います。
この記事を書いた人
M.YOSHIDA
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2012年に新卒入社し、京阪エリアサービスに所属。入社4年目に拠点リーダーに就任。
2021年に「市場開発グループ」のリーダーとして、「Airワーク 採用管理」の新規開拓に注力。
2024年に「カスタマーサクセスグループ」の大阪チームのリーダーに就任。
中途採用からアルバイト採用まで、苦手な分野がないことを強みとしている。
自社の新卒・中途入社の若手社員の育成にも携わっている。
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