
メルマガ登録で最新情報をゲット!
副業を解禁する企業は近年増加傾向にあります。2020年夏にヤフー株式会社が行った副業人材募集には、15歳~80歳の幅広い年齢層4500名以上が応募。こちらも大きなニュースとなりました。
そんな現状もあり、副業解禁を考える企業様も少なくないはず。今回の記事ではメリット・デメリットをご紹介。副業解禁の判断材料にしていただければ幸いです。
少し古い資料ではありますが、2017年に厚生労働省が発表している調査結果『複数就業者についての実態調査』では、副業をしているという人はわずか7.2%しかいませんでした。(参照:厚生労働省)
しかし、翌年1月には『副業・兼業の促進に関するガイドライン』が発表され、2018年は副業解禁元年とも言われています。
そこから2年、ヤフーやメルカリなどIT業界やサービス業界の大手企業では副業解禁が行われる中、中小企業ではまだまだ浸透していないように感じています。
“社員の副業・兼業をOKとする”ことと、“副業を希望する方を採用する”こと。これら両面での企業へのメリット・デメリットについて解説したいと思います。
①社内では得られない知識・スキルを習得できる
②社外から得た知識を事業拡大に活用できる
③転職するなどの人材の流出を防止できる
例えば中小企業であれば、大企業の研修制度や最先端の知識・スキルを自社の社員が学ぶ。それだけで大きなメリットになると思います。新たな知識は会社への利益になるだけではなく、既存社員への刺激にもなります。
人材採用の観点で言っても、若年層の労働力人口は年々減少しています。15歳~29歳を例に出すと、2000年では全体の23.5%を占めていましたが、2030年には16.5%にまで下がると予想されています。
人材確保が難しい昨今、優秀な人材の流出は阻止したいところです。副業を解禁することで、社員が興味のあることを転職せずとも学ぶことができる。それだけでも転職の抑制に繋がります。
①情報漏洩のリスクがある
②社員の労働時間が増え、本業へ支障をきたす可能性がある
③副業が成功した場合、退職・独立に繋がるリスクがある
情報漏洩はどの企業様も懸念される点かと思います。3つともに言えることは、「健康管理」「就業時間の管理」「秘密保持義務・管理」などを、企業側がどう行うのかが大切です。
弊社では、“申請を上げることで副業を認める”という方法を取っていますが、これを申請はなしでOKとなるのか。起業もOKとするのかなど、どこでラインを引くのかもしっかり話し合う必要があります。
①特別なスキル・能力を持つ方を非正規で雇うことが可能
②業務効率UPが期待できる
③既存社員が刺激を受け、レベルアップに繋がる
未経験採用ではなく、すでに何らかの経験・スキルを持つ人材を、必要な時間帯に必要な人数補充できるようになります。また、スポット的に採用を行うことで、フルタイムの社員を採用しなくて済む場合もあります。
さらに、経験者だからこそ、採用した部署の業務効率も上がるでしょうし、新しい発想で仕事をする方が入社することで、既存社員ヘプラスの影響を与えることにも繋がります。
大きなデメリットは上記と同じく「情報漏洩のリスクが高まること」だと思います。
副業を受け入れる企業として大切なことは、「どこに、どのような人材が、どれくらい足りていないか」をしっかり把握することです。これを行うことで、効率良く人材を採用することができ、生産性を上げることができます。
新しい生活様式が広まり、働き方は大きく変わりつつあります。また、今後もさらに多様化していくと感じています。「管理をしっかり行う必要がある」という難しさはありますが、副業の解禁は人材難を解決し、会社の発展をサポートする1つの鍵になるのではないでしょうか。「副業受け入れの際の求人の出し方」など弊社でもお手伝いできることがあると思いますので、ぜひ一度ご相談下さい。
この記事を書いた人
K.NAKAO
この人の記事一覧を見る
前職証券会社勤務。2018年1月に中途入社し、京阪エリアサービスに配属。
枚方市・寝屋川市を担当。アルバイト・パート領域から社員領域まで幅広く担当。
2020年4月京都営業所へ異動。
最新の採用事例やノウハウ、新着ブログ、セミナーなど
採用活動全般にプラスになる情報をお届けします。
ご登録いただく前にプライバシーポリシーをご一読ください
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
記事一覧を見るいつもご利用されている求人採用を見直してみませんか?悩み、ぜひ教えてください!御社の魅力を一緒に考えさせてください!
記事一覧を見る今注目されているGoogleマップやSNS(インスタ等)を活用した集客、インバウンド対策、オウンドメディア企画・運用など最新の集客トレンドやノウハウを発信していきます。
記事一覧を見る媒体活用の採用支援や人材育成に関わるセミナーから研修や集客方法をご紹介するワークショップまで、さまざまな自社開催のセミナー情報をお届けします。
記事一覧を見る