そんなことでいいんかい？！「褒め育」から生まれるいい関係性

年々有効求人倍率が上がり、いかに低コストで採用成功させるかが課題となっています。そんな中、長期間働いてくれる従業員がいたら、頻繁に採用活動を行う必要もなくなるのに…ずっと働いてくれるスタッフが欲しい。皆さんきっと同じことを思っていらっしゃいますよね。お金をかけずに定着率を上げる方法。それは、一言でいうと「褒めること」です。「褒められて育つタイプ」ってよく耳にしませんか。褒めることで定着率を上げ、長期間働くスタッフの育成をお伝えします。

褒めることの重要性　コストがかからない定着率アップ方法

大学生のアルバイトが辞めたいと思う理由

まず、褒めることの重要性を知っていただくために、リクルートの実施した「大学生がアルバイトを辞める理由」のアンケート結果をご紹介します。

上記4つが、大学生のアルバイトが辞めてしまう主な理由となっています。

辞めてしまう理由の中で、すぐに改善できそうなものとしては、②人間関係です。
仕事自体は好きなのに、人間関係が理由で辞めてしまうのはもったいないですよね。

実際私のまわりでも、社員さんと合わずに辞めてしまう人は多く、逆に長く働いている人は社員さんとの関係性がとても良い、という話を聞きました。

飲食店で働きたい求職者が重視すること

学生のアルバイトに人気の飲食業界。飲食店で働きたい求職者が重視していることにはどんなことがあるでしょうか。

ここでも、職場環境＝職場の人間関係が重視されています。

飲食店で働きたい求職者に向けた原稿作成のポイント

ここで、原稿作成のポイントをご紹介します。

職場環境について書くといっても、「アットホーム」や「みんな仲良し！」などの抽象的な表現はNGです。

「今日は嬉しそうやけど、何かいいことでもあったんか？」など、実際に社員さんから言われたフレーズを入れてあげるなど、
実際の働くイメージが湧くような内容を入れてあげることで、どこにでもありそうな原稿から、そのお店ならではの世界に1つだけの原稿になります。

仕事内容についても、応募者は自分でもできるかどうかをイメージする為、細かく書いてあげることがポイントです。

原稿内容のこだわりは採用率につながります。
原稿にこだわり良い人材を確保した後は、定着してもらうことが課題となります。

そこでお勧めしたいのが「褒め育」です。

褒めて育てる効果

相手を褒めるということは、すなわち「認める」こと。

できたことを記憶に焼き付け、できることを認識すること。相手のことをちゃんと理解し、ちゃんと見ている証拠です。
髪型でもどんな些細なことでも、褒められるのはとても嬉しいですよね。

しかし褒める側としては、些細なことで褒めるのはなかなか難しいです。
そして出来ることが増えていくと、それが当たり前となって、叱る回数の方が多くなってしまいます。

今回、アルバイトや大学生を例に挙げましたが、社員やどんな業種・職種にも実践できることです。

意識しながら褒めることで、グッドサイクルを作り、環境改善を図ることで、定着率アップにも繋がり、求人にかける費用も軽減していきましょう！