
トラコム社員がお届け!
毎年10月になると最低賃金の改定がありますが、当然最低賃金の改定があると、給与相場にも影響が出ます。
そのタイミングで「給与改定をするので、同業の相場を知りたい!」といったお問い合わせをいただくことが大変多いです。同じように気になっている方に是非参考にしていただけると幸いです。
最低賃金については、厚生労働省が発表する「働き方改革実行計画」において、
年率3%程度を目途として、名目GDP成長率にも配慮しつつ引き上げていく。これにより、全国加重平均が1000円になることを目指す。
賃金(賃金引上げ、労働生産性向上)/厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/chingin/index.html
このような最低賃金の引き上げに向けて、中小企業、小規模事業者の生産性向上等のための支援や取引条件の改善を図る。
とされています。この計画の元、全国加重平均が1000円になるのを目指しているため、毎年最低賃金の改定が行われているのです。
2021年10月の引き上げ額はこちらの記事でまとめています。
まずはエリアごとの相場の変化です。
今回は、弊社の拠点がある東京都、千葉県、大阪府、京都府、愛知県、福岡県でのデータを出してみました。
※弊社調べ。
※2021年8月30日~2021年9月26日のデータ→2021年9月27日~2021年10月24日のデータで比較をしております。
※派遣募集のデータは除外しております。
全国加重平均で28円アップしているのもあり、改定前よりも改定後の給与相場は高くなっております。
その他エリアの相場が気になる方は、別途データを出しますので、お気軽にお問合せ下さい。
エリアごとの相場の変化は、上記の通りですが、職種ごとのデータも気になりますよね。ということで、職種×エリアでの相場データもいくつか出してみました。
結果はこちら。
※弊社調べ。
※2021年8月30日~2021年9月26日のデータ→2021年9月27日~2021年10月24日 のデータで比較をしております。
※派遣募集のデータは除外しております。
全体的に飲食・フード、物流の職種は給与相場が上がってますね。反対に、医療・介護の職種は変化が少ないもしくは下がっています。物流はコロナの影響は少なく、人材を多く集めるために最低賃金改定のタイミングで、ドカンと給与を上げたのかもしれませんね。
採用活動において、給与は応募数や採用数に大きく影響が出る部分です。とはいえ、「競合の方が給与が高いから、うちも給与上げよう」と簡単に変えることができるものでもないと思います。
なので、相場を知り自社の立ち位置を把握することで、どのように戦えばよいかを見つけましょう。給与で勝負できるのか。福利厚生・待遇で勝負するのか。仕事のやりがいで勝負するのか。働く環境の良さで勝負するのか。
御社がどこをメリットとして打ち出して、採用活動をしたら良いのかが見えてくると思います。
今回は、よく皆様からお問い合わせをいただく給与相場に関して、記事を書かせていただきました。相場を知ることはすごく大切なことです。
弊社では、給与相場のデータはもちろん、他社がどのような待遇で求人掲載をしているかなどもお調べすることもできます。その他にも、可能な限り皆様のご要望に応えていきたいと思います。「こんなデータ出せる?」というようなお問い合わせもお気軽にお申し付けください。
この記事を書いた人
T.SUGIMATSU
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2015年に中途入社し、千葉支社に配属。
成田エリアを担当し、空港の案件を中心に採用活動に携わる。
現在は、ユニットリーダーとして、メンバーの育成をしながら
全国の様々な業界の企業を担当。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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