
トラコム社員がお届け!
これまで紙媒体が一般的だった社内報が今大きく変化!
リモートワーク化が進む中で、進化を遂げる社内報の新しいカタチと最新の活用事例をご紹介します。
そもそも社内報とは、どのような目的で発行され、どんな役割を果たしているのでしょうか?
まずは、社内報の「目的と役割」について考えていきましょう。
社内報とは、本来、社内のあらゆる情報を、主に従業員に向けて発信する目的で発行されてきました。
内容は企業によって様々ですが、一般的には以下のような内容が掲載されています。
上記のような目的で発信することで、社内報はどんな役割を果たしているのでしょうか?
社内報は、理念やビジョンを浸透させ社員の意識統一をはかるだけでなく、情報共有やコミュニケーションUPの役割を果たし、社員たちの精神的な安心感にも繋がっているのです。
これまで、紙媒体による発行が一般的とされてきた社内報ですが、昨今は多様にカタチを変え、公開範囲もオープンになってきています。
ここでは、多様化する社内報の3つのパターンについてご紹介していきます。
多様化する社内報の中でも昔から変わらず存在するのが、紙媒体による社内報です。紙社内報は基本的に社員(またはその家族)に向けた情報発信を目的とした広報で、原則として社外に公開されることはありません。
「デザインやレイアウトの自由度が高い」といったメリットが挙げられる一方で、「編集・印刷・配布の手間やコストがかかる」「取材から発行までに時間がかかり最新の情報は届けにくい」「どのくらいの人に見られたのかを測定しにくい」といったデメリットも多く挙げられます。
紙媒体による社内報が一般的だったのに対し、近年多くの企業が採用しはじめているのが、Web形式による社内報です。
Web社内報は、「最新の情報をリアルタイムに発信できる」「気軽に閲覧できる」「制作・配布の手間やコストの削減」など多くのメリットが挙げられます。
また、社内向け・社外向け等コンテンツによって公開範囲を選べることから、社内報をよりオープンにしたいと考える企業での導入が年々増えています。
もうひとつの社内報のカタチとして注目が集まっているのが、社内報アプリです。
社内報アプリは、Web社内報と同じく公開範囲をオープンにすることができるほか、アプリを導入していれば、「Webサイトにアクセスしなくても、PC・スマートフォン・タブレットから手軽に閲覧できる」というメリットがあります。ただし、「アプリ制作や導入に時間を要する」「不具合や不正ログイン等の問題が発生する可能性がある」といった懸念点もあるため、導入の際には慎重に検討する必要があるでしょう。
上記でご紹介したように、「社内報」は今や社内だけに留まらず、オープンな広報へと変化を遂げています。また、企業の活動や社内情報を広く公開にすることで企業の認知度を高め、採用活動にも繋がっているのです。
ここでは、採用活動への活用として近年注目を集めている【オープン社内報】と【採用オウンドメディア】について解説していきます。
オープン社内報とは、投稿サイトのnoteやブログを活用した社内報です。
特にnoteは、ブログ構築のような手間がなく、アカウントさえ取得すれば簡単に記事を投稿できる手軽さから活用する企業が増えています。
また、読者は社員とは限らず、noteのアカウントを持つすべてのユーザーが閲覧可能。コロナ禍により説明会や企業訪問など、従来の採用活動が制限される中、オープン社内報で情報を広く開示することで、求職者に企業の活動や魅力を知ってもらうきっかけにもなっています。
採用オウンドメディアは、「求職者が知りたい」情報を幅広く発信する自社メディアで、企業の魅力を求職者に伝えるのに効果的です。
公開範囲はnoteのようにアカウントを持っている人に限らず、誰もが気軽に閲覧できるため、サイトへのアクセスの切り口が広いのが大きな特徴です。
例えば、求職者が検索エンジンで検索したワードから採用オウンドメディアの公開記事へとアクセスすることで、企業を知ってもらうきっかけづくりや採用活動へと繋がっているのです。
人材紹介や求人媒体で企業の情報を収集するのが一般的だった時代と違い、近年は求職者自身が口コミやSNSといった様々な手法で積極的に情報を収集する動きが一般化しています。そうした背景からも、このようなオウンドメディアの活用は企業にとっても求職者にとっても有効な手段として注目されています。
『オープン社内報』や『採用オウンドメディア』は、広く情報を発信できることから、「多くの人に企業の情報を発信したい」「採用の手段を多面的に広げたい」と考える企業が、積極的に導入を進めています。
オープン社内報の導入事例としては、クラウド人事労務ソフトを運営する株式会社Smart HRのnoteアカウントが挙げられます。
Smart HRでは、福利厚生や休暇制度、新型コロナウイルスの感染対策や緊急事態宣言に対する方針といった、働き方や社内ルールをnoteに投稿。
また、運営するサービスや事例紹介といった事業の実績を“誰もが見られるオープン社内報”として発信しています。
すでにフォロワー数は従業員数をはるかに上回る2,400名を超え、社内外問わず幅広いユーザーに支持されていることが分かります。
採用オウンドメディアの導入事例としては、介護付き老人ホームを運営する介護業界大手、株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの「チャームPOINT」が挙げられます。
チャームPOINTでは、各ホームのレクリエーションやイベントの紹介や、介護スタッフ・管理職・人事部門への社員インタビューなど、ホームでのリアルな生活やスタッフの生の声を公開しています。
また、老人ホームに入居した方を旅行にお連れする企画「チャームツアー」や、ホーム内に絵画を展示するアートギャラリーホームといった独自の事業を紹介するほか、働くスタッフにとって魅力的な休暇・再雇用制度などの福利厚生も積極的に発信し、企業イメージ向上と求職者の志望度アップをはかっています。
ここまで、多様化する社内報についてご紹介してきましたが、ここでは〈番外編〉として、ユニークな社内報を発信する企業の事例をご紹介します。
それが、デジタルマーケティングビジネスを幅広く展開するa-works株式会社が発信する「つつぬけラジオ」。ラジオという音声による媒体を通して社内報を発信する、他には類を見ない新しい社内報のカタチです。
「リモートワークによって社員同士のコミュニケーションが希薄になっている」という問題を解決する目的でスタートしたこのラジオ。親しみやすいラジオ(音声)で情報を発信することで、社内のコミュニケーション強化をはかるだけでなく、社外リスナーに情報を印象付ける狙いもあるそうです。(参考:A-WORK BLOG/リモートワークに奪われたものを、オープン社内報ラジオで取り戻したい話)
今回は紙・Web・アプリ(そしてラジオ)など、多様化する社内報についてご紹介してきました。
リモートワーク化が進む昨今、果たす目的や役割も大きく変化しつつある“社内報”。社内報を紙からWeb化することで、社員へのスピーディな情報発信やコストカット、コミュニケーション強化など様々なメリットが生まれています。また、公開範囲をオープン化することで、社内報は社員への情報共有に留まらず企業の魅力を広くアピールする有効な手段にもなっているのです。
中でも『採用オウンドメディア』は今回ご紹介した中で最も公開範囲が広く、「社内の情報を広くアピールしたい」「採用活動の強化をはかりたい」と考える企業にとってメリットの大きい手法。
ぜひ企業の発信したい情報や目的、ニーズに合わせて、最適な社内報のカタチを見直してみてはいかがでしょうか?
トラコム株式会社 テクタス事業部では、採用オウンドメディアのコンテンツ企画・ライティング・運用サポートまで、幅広くお手伝いしています。
採用オウンドメディアの構築や、コンテンツ制作支援など、お客さまのご状況に応じてご提案致します。
採用オウンドメディアをやってみたい企業様、何から取り組んだらよいか相談したいという方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
この記事を書いた人
K.YUASA
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2004年中途入社。トラコムで初の産休・育休取得。
リクルート求人営業を10年以上経験し、派遣会社・介護などを担当。
2019年~、テクタス事業部の立ち上げメンバー。
ディレクターとしてホームページ、オウンドメディア制作・運用、採用代行などに携わる。
自らインタビュアーを年間200件しつつ、様々な企業様の記事をディレクション。
WEBライティング能力検定1級を取得し、自分のスキルを常に磨く。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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