ココを狙え！求職者に一目惚れされる求人広告のポイント

今や何時でも、インターネットを開くと溢れかえる膨大な量の求人。スクロールするたびに同じような文字の陳列が目に入る。一体どこが一番自分に合っているのか。似たり寄ったりな給与や待遇の中でも、誰もが一度は感じたことがあるであろうこの瞬間。「ココは、他とは違うなあ…。」そう思わせる、他社とは一味違う求人広告を生みだし、求職者の方の目を惹きつけてはみませんか。私自身が初めての職探しで見ていたポイントや、それを踏まえた上で今現在、企業様と求職者の方を繋げる”求人広告代理店”側の目線で学んだ事柄をお話致します。

ぱっと見で受け取る印象の大切さ

求人広告は、求職者にいかに早く好印象を持ってもらえるかが成功のカギとなります。

人というのは、初めてそれに対して受ける印象、つまり第一印象をベースに、物事を捉える習性があります。
「この人はこういう人だったから…」と、一度深い印象を植え付けられた以上は、覆すことはなかなかできません。

稀に、第一印象で受け取ったイメージとは真逆だったと感じる場合がありますが、
そういったときはだいたい”本来の姿”を知ることができた後の話でしょうか。

上記は企業に対してもまったく同じことが言えると思います。
”本来の姿”を知ることができるのは、入社後の現場にいる”わたしたち”のみ。
第一印象は、求人広告でいうところの液晶画面や紙面越しで流し流しにみる原稿に対して受けた印象のことでしょう。
人と人とが対面して出会うのとは違い、どこか無機質さが残る広告を通じてでは、
瞬時に良いイメージを持ってもらえる確率は少ないです。

初めて職探しをしていた頃の私は、
ただ並べられた文字の中でも、微かに感じ取ることのできる社風に重きを置いていました。

求人広告はプロフィールともいえる

”ただ並べられた文字の中でも微かに感じ取ることのできる社風”。
――とは、一体なんのことを指していると思いますか。

新卒者・転職者・アルバイト・パート、雇用形態や職種を問わずに共通していることですが、
求職者が見ている部分は、「仕事内容」「給与」「待遇」といった基本的な情報から
「どんな人が働いているのか」「求めている人物像はどのようなものか」
「入社後の自分は馴染めるのかどうか」など、細かいところまで様々です。

最も「入社後の自分は馴染めるのかどうか」の点に至っては、本当に自分とマッチしている会社に出会った際には、
その感情が生まれるまでもなく「自分も馴染めそうな職場だ」に行き着くわけですが。

それについては求職者が疑問に思うかもしれない些細な点を汲み取り、求人を作成していくことが必要となります。
この内容を見た人はこのような疑問を抱きそうだな、といった事柄を一つひとつ解決していくことによって、
御社だけのプロフィール、つまりオリジナルティのある広告が完成するわけですね。
”わたし（企業）はこうなので、あなた（求職者）のことを受け入れられますよ。”といったアピールでいいのです。
その過程の中で、無機質であった文字たちも、
御社の空気感・社風が自然と求職者へ伝わるような文章に生まれ変わっていきます。

良い意味で媚びることのない求人へ

”求職者が何を知りたいのか分からない”、”どこをどう打ち出したらいいのかピンとこない”、
といった企業様はとても多いように思います。
そして、本当に言いたいことなのかと首をかしげてしまうような”ズレ”のある表記をしている原稿も数多く見受けられます。

◆自分は何を知りたかったのか
◆何を知っていてほしいのか
◆胸を張って言えることは何なのか

これらを重点的に考えてみると、”本来の姿”に近づくことができるのではないでしょうか。
単純で、簡単なことでいいのです。
難しく頭を抱えることでもありません。良いふうに書くことだけが、求人広告ではないのですから。
そうすることで出来上がった広告というのは【振り向いてもらうべき人に振り向いてもらえる広告】となることでしょう。

まとめ

人は新しい世界に踏み込んでしまうと、自分側の概念に捉われてしまい、
本質的な大事な部分を見失ってしまうことがあります。
そんなときは自分の学生時代のアルバイト経験や就職活動、転職活動経験を思い出し、初心に戻られてはいかがでしょうか。
彼ら彼女らの気持ちに寄り添うことが、採用への一番の近道なのだと感じております。
わたしたちは知っているんです。求職者の方たちの気持ちを。
ぜひこの機会に一度、採用のお手伝いをさせていただければ光栄です。