医療・介護職の求職者3タイプ別の効果的な訴求方法

有効求人倍率が上がってきている現在、医療・介護職の有効求人倍率は平均で2倍を超え、他の業種と比べても非常に採用が難しくなっています。このコンテンツでは、そんな採用が難しい医療・介護業界で働きたい求職者を3タイプに分け、それぞれの志向と訴求ポイントをまとめています。

1.職場環境を変えたいタイプ

医療・介護業界で圧倒的に多いのがこのタイプ。「体力的に辛い」「職場の雰囲気が悪い」の2パターンが多いです。
環境を変えて自分が働きやすい職場を探しているタイプになります。
しかし、スキルに自信がなく、新しい職場で通用するか等の不安を持っています。

このタイプを狙うのであれば、3つの訴求ポイントがあります。

①立地、交通手段を詳しく

勤務地を具体的にイメージさせ、「ここなら通える！」と思わせることが大事です。
MAPの挿入や、勤務地までの交通を詳しく書くことが必要となります。
主婦が多い業界になっているので、「仕事帰りに買い物にも行けますよ」等の情報を入れるのもいいでしょう。

②勤務シフトの明記

時間帯だけではなく、1週間や1か月のシフトの表記が大事です。
情報を正直に伝えることで安心感を与えます。

③職場の雰囲気を詳しく

職場の心地良さやフィット感を与えるために、職場の写真やスタッフの声、
実際に活躍している先輩の情報等を入れるのが良いです。

2.キャリアアップしたいタイプ

このタイプは仕事内容の割に賃金が低い、正社員になれなかった等、現在の職場に不安や不満を持っています。
他にも経営理念、運営のあり方に不満を持っている可能性もあります。

このタイプには2つの訴求ポイントがあります。

①仕事の内容を詳しく

施設の分類やサービス内容を表記しているところは多いです。
プラスアルファとして、病床数・経営方針・評判等を入れることで、求職者に「働きたい」と思って頂くことができます。
・病床数　・・・入居者数や、１人で何人の利用者を担当するかを記載することで、施設の規模ややりがいをイメージ
・経営方針・・・経営者、施設長はどんな人か、どんな思いを持っているのかを記載
・評判　　・・・評判が高い施設だと働きたいと思う方が多い

②収入例の記載

残業の時間等を記載して、夜勤手当や残業手当を含めた収入例を表記することで、働いたときのイメージが湧きます。

3.ブランクから復帰したいタイプ

このタイプは、子供の自立等で、自分もそろそろ職場復帰を考えているタイプです。
結婚・出産以前の経験を活かして、再就職をするママが多いです。

このタイプには3つの訴求ポイントがあります。

①勤務時間を詳しく表記

9:00~17:00の表記ではなく、
9:00~13:00、9:00~15:00、14:00~20:00（時間・曜日応相談）
という表記や、「1日3時間からOK」等の表記。

②具体的な情報で、メッセージ性・共感性を高める

「お子様の急な熱でも安心。シフトの融通かなり利きます！」
「現在●名の30代ママ活躍中！」
等の具体的な生ネタ情報を記載することで、共感性を高めることができます。

③仕事内容を分かりやすく

短時間の勤務希望の方が多いタイプなので、残業はないか心配になる方が多いです。
「自分でも働けそう！」という気持ちにさせることが大切です。

まとめ

1.環境を変えたいタイプ
→「働きやすさ」と「人間関係」を具体的に表現する工夫が必要です。
「どんな経験や知識があれば採用されるのか？」を表現することが大切です。

2.キャリアアップしたいタイプ
→「仕事の中身」と「収入や待遇」を具体的に表現する工夫が必要です。

3.ブランクから復帰したいタイプ
→「家事と育児が両立できる」ということを表現する工夫が必要です。

以上のように、どんな人材を狙うかによって、訴求すべきポイントは異なります。
御社の地域や勤務条件ではどんな人材を狙うべきか、
そしてターゲットに向けた訴求ポイントは何を設定すべきか、是非一度ご相談ください。