
トラコム社員がお届け!
採用難が続くIT業界の現状と今後の展望・採用成功に向けたポイントをお伝えします。
経産省の調査によればIT業界の人口は現在約92万人なのに対し、17万人の人材が不足していると推計されています。
そんな中、人口減少に伴い、退職者が就職者を上回ることで19年から先は減少に転じる一方、IT需要の拡大が見込まれるため、人材の需給ギャップはさらに悪化。マーケットが高率で成長した場合、30年にはIT人材数が85.7万人なのに対し、不足数は78.9万人に上ると予測されています。
現在のIT業界における転職市場は全職種の中でも断トツで求人倍率が高く、約4.8倍にまで上昇しています。単純に考えれば1人のIT業界転職者を4.8社が取り合うということになります。
上記のように人材不足感が強いIT業界。そんな中、明るい兆しも少し見られます。これまで理系男子のイメージが強い業界だったのが、文系出身で転職の際にSE・PGを目指す若者も増えてきている傾向が。また、時間や場所の制限なく働ける可能性が高い職種として女性にも注目されており、徐々に認知され、人気も広がりつつあるそう。
セキュリティなどの諸条件が整えば、という条件付きですが、この広がりがIT人材不足と女性の育児と仕事の両立という2つの課題解決の糸口となるかもしれません。
では、実際にこの業界の転職者が求人を探す時にどういった点に注目しているのかをお伝えしたいと思います。
IT業界の転職者が気にするポイントとして多いのが、仕事内容よりも職場の働きやすさ・環境です。仕事内容は変わらなくても、とにかく休日や一緒に働く仲間との関係性など、競争が激しいこの業界で仕事外の環境を改善したいと考える転職者が多く、ステップアップというよりも自身のプライベートを優先させるために転職を決意される方が他業界に比べて多くいっしゃいます。
転職者が知りたいポイントとして次に挙げられるのが、転職先で自分がどういったポジションでどの程度の仕事を任されるのか、取引先との案件の内容などです。自分の興味のある分野の仕事をしていても、短納期・変化のない日々に不満を持つ人が多く、大規模・長期間のプロジェクトに関わって世の中の最先端の仕事に触れたいと感じる方も多くいらっしゃいます。
3つ目のポイントとしてあげられるのが、売上・業界での技術力や大手企業との継続取引など長期的に見て安定経営を続けられる企業かどうか。上記でも挙げているように、競争が激化し次々と新たなサービスが生まれるこの業界で、自社の業界内でのポジションとこれからの成長性・安定性が重要なポイントとなります。
上記を踏まえ、採用成功に向けてのターゲット設定、コンセプト設定を行い、適切な広告キャンペーンを実施することで、採用難が続くこのIT業界でも効果が出る可能性を大きく広げることが出来ます。
続々と新会社が立ちあがり、競争激化によるスピード感が必要とされるこの業界では、いかにして他社との差別化を図るか、自社の特徴を原稿内にどれだけ盛り込めるかがカギになるでしょう。
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この記事を書いた人
H.MORI
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2010年8月31日入社。
新卒・中途採用の提案をメインとして、
「社員採用は、企業の未来への投資」という考えを持ちながらお客様の人材関連課題解決に着手。
現在も企業の将来をいっしょに創りたいという思いで日々活動中。
2023年4月よりマネージャーとして
新卒・中途・アルバイトパート採用を行う複合グループを運営。
自身も営業現場に揉まれつつ、明るく楽しい後輩たちに囲まれながら日々奮闘中!
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