
トラコム社員がお届け!
少ない人数で店舗運営をする。店舗運営をするなら誰しも理想だと思います。しかしフルタイムでガッツリ働いてくれる、店舗の核になる方の採用は、今の採用環境では容易ではありません。
今回は、販売サービスフードなどの店舗シフトの新たな考え方として定評されている、『パズル採用』についてご紹介します。店舗を円滑に回すための一つのアイディアとして、ぜひ参考にしてみてください。
経営者の方でアルバイト採用を検討している方あれば、「週5日」「フルタイム」で働いて欲しいと考えている方がほとんどなのではないでしょうか?その理由としては「少ない日数の方が多いとシフト管理が大変」「そんな少ない日数では仕事を覚えられない」など、挙げだしたらきりがありませんよね。
しかし、フリーター以外の求職者の半分以上は、週3日以下の勤務をしたいと考えていることを知っていますか?週5日以上のフルタイムで働く求職者を取り込むのであれば、競合他社に勝てるような「待遇」や「環境」を用意し、しっかり伝えていけなければ非常に困難な戦いになります。
では週3日で働く人を採用することは、悪いことばかりなのでしょうか?少数精鋭でフルタイム勤務の方ばかりのお店にはデメリットもあります。逆に言えば働く日数が少ない求職者の採用にもメリットはあります。
週5日、フルタイムで働ける人を少数精鋭でやることのメリットとしては以下のようなことが挙げられると考えられます。
・少数精鋭なので一人一人のスキルが高くなる
・アルバイトから社員に上げられる事もある
こちらも十分魅力的な事ではあると思います。しかし一方でデメリットも存在するかと思います。
例えば、
・少数精鋭だからこそ1人の退職に伴うダメージ、リスクが大きい
・新しい人材が入ってこないため、新鮮な意見や考え方が入ってこない
・そもそもの採用ターゲットが少ない
などが挙げられます。
そんな中、少ない日数勤務での人材採用によるメリットは、
・急な退職によるリスクを分散できる
・新しい人材が定期的に入ってくる事による組織の活性化
・採用ターゲットの裾野拡大
など多数ございます。だからこそ、私がご提案したいのが「パズル採用」という新しい採用の形です。
少ない日数で働きたい人材、主に「主婦」「学生」「シニア」「外国人」等を、細かい日数で刻みながら、その人材ごとの特徴や強みを生かしてはたらいてもらう手法です!
例えば、「シニア」であれば、重いものや辛い肉体労働に関しては難しいものの、今までの長い人生の中で得た経験や知識を活かし、指揮系統としてリーダー採用するというやり方です。
実際に私のお客様で、コンビニの早朝の時間を任せられる人を採用しないと、社員の負担が大きくなりすぎて、体がもたないと相談をくださったお客様がいました。そこで「シニアリーダー職」という形で、管理職経験があり現在は定年になってしまった方をターゲットに掲載をしたところ、採用成功につながったという事例がございます。
他にも「外国人」であれば、日本語がある程度堪能な方には限られますが、外国人スタッフが多い中で、コミュニケーションを中々日本人スタッフが取れない課題解決のために、橋渡し的ポジションで採用し、コミュニケーションが活発化した事例もございます。
このように、少日数でしか働けないスタッフでも、ただシフトを埋めるだけではなく、会社や店舗で不足している点を特徴を生かして解決する。これが「パズル採用」の最大の強みです!
上記のような人材を多く集めるためには「競合との差別化」が重要になります。そのためにはシフトの融通や「週2日・3日OK」では正直弱いです。
そんな中、インパクトもあり、求職者に刺さるのが「週0日~OK」というものになります。「ウチはスポットや短期募集はやってないから…」と思う方もいると思いますがそうではありません!これは「基本は週2日勤務だけど、家の用事や旅行、学校のテスト等で1週間丸々休みでもOKですよー」という意味なんです。
少しずるいと思う方もいると思いますが、プライべートや家庭を充実させたい求職者にとっては、「どうしても1週間休みたい」という希望がある方は非常に多いんです。だからこそ、そこをキャッチーなワードで訴求する事で、原稿の閲覧率も上昇し、応募数も増加が見込めます。実際に私が担当した飲食店では(立地の悪い場所にありました)この取り組みを取り入れた所、応募数が【3件⇒26件】に上昇したんです。
いかがだったでしょうか?当然「ウチは取り入れるのは厳しいよ…」とこの記事を見て思った方も多いと思います。もちろん全てを取り入れる必要は全くございません。
しかし、やり方や見方を変える事で新たな可能性が見えてくる事もあると思いますし、何より今後の日本は高齢化社会であり、外国の方が増えるなどダイバーシティ化していく可能性も見込まれています。だからこそ、その人材を活かしていく手法は必要になっていくのではないでしょうか?
今まで募集を考えていなかった短時間勤務の募集や、新しいターゲットの募集など、少しでも疑問点などあればご相談下さいませ!貴社に近しい事例のご紹介や、おすすめの掲載方法をご紹介させていただきます。
この記事を書いた人
K.ONO
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2017年に新卒入社し千葉支社に配属後、
習志野・八千代・船橋エリアを担当。
派遣会社を中心とし、介護・飲食・物流業界を多く担当。
2018年度上期に社内敢闘賞を受賞。
現在は新卒の育成担当も行っている。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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